【広報】『論語と算盤』なう
0. はじめに
当面、記事タイトルの頭に【○○】をつけて、今回の勉強ジャンルが分かるようにしようと思います。
今回は渋沢栄一翁から派生して思い出したこと、思ったことなど。
1. 『論語と算盤』
ほっつき歩いて気になった本を適当に抜いていく。
これが図書館のたのしみです。
これが図書館のたのしみです。
図書館に行った数日後の予定に『大学』の素読会(前の上司に誘われた)が入っていたこともあり、この本を手に取りました。
読みながら「士魂商才」という言葉にくらくらとしております。
言葉のルーツは道真公の「和魂漢才」。
こういう言葉をさらりと使えるようになりたいものです。
ところで、「『半分社内、半分社外の感覚』が広報担当には必要」と一般に言われております。「士魂商才」風に書きなおせば、「外魂内才」でしょうか。
広報の職に就いて早8ヶ月。
そろそろ新米感覚から少し抜けたいと思っている今日頃。
2. 新しいアイディアは既知のものの組み合わせ
ところで、先日煮詰まっていたら、上司に「新しいアイディアは既知のものの組み合わせである」と言われました。だから、よく調べたり噛み砕いたりせねば何も生み出せぬと。
この時、タイトルを教えてもらったがヤングの『アイデアのつくり方』。
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
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表紙に見覚えがあるので、おそらく学生時代に手にとってちらっと読んだきり。もちろん内容はすっかり忘れています。とりあえず楽○でぽちっとお買い物しました。
上司曰く「情報には『特別情報』と『一般情報』がある。社内の声が前者、他社事例やニュースが後者。既知の情報を集める時、この考え方を覚えておくと参考になる」。
確かに、盲滅法で情報収集するより断然ラクです。ありがたや。
3. 既知のものと出会う
ところで、考えてみれば、世の中のありとあらゆるものが「一般情報」になりえますよね。
ということは、普段からぼんやりとでもアンテナを張って、何かのジャンル(仕事に関係ないことでも)に強くなれば、いつか仕事に活かせる強みになるよね、と今回思った訳です。
脳みその容量は有限、時間も有限、仕事の時間はもっと有限。
でも、人間の興味はおそらく無限。
興味の赴くままに五感をめぐらせたもの全てが、いつか仕事に活かせるかもしれない。広報という立場に立たされると、生きていることが全て勉強になるのだ、と思い知らされます。
それを渋沢翁は、ご自分の哲学にまで昇華されたのですから。
だから、私がこうしてブログを書くことも、いつか仕事に活かせるかもしれません。
4. ところで
偉大な渋沢栄一翁にも未知のジャンルがあったんだな、と思えばそれだけでホッとしました。当たり前かもしれないんですけどね、偉大な人と自分に共通点があってホッとしたんです。
5. 本日のまとめ
新しいアイディアは既知のものの組み合わせ。
仕事と関係ない場所も、たまたま手に取った本も「既知のもの」だから、いつか新しいアイディアの種になりうる。
▼余談:上司が貸してくれました▼
- 作者: 高橋宣行
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2007/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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