【神社仏閣】2つの「走田神社」
亀岡市と長岡京市(ともに京都府)、それぞれに「走田神社」があると知りました。
どうやら読み方が違うらしい。
ご祭神も違うらしい。
気になってちょっとぐぐってみました。
0. はじめに
昨日、「亀岡祭」(正しくは「鍬山神社秋季大祭」)の行列に出逢いました。
その中で、"走田神社"と入った揃いの法被(はっぴ)を来た方々が目にとまったので、忘れぬうちに書いておきます。
ちなみに、その法被の背中には、鳥(ツルかな?)が両翼を広げた姿をかたどったが入っていました。
神社の紋でしょうか?
1. 京都府亀岡市 「走田神社(はせだじんじゃ)」
御祭神は
山幸彦こと「彦火火出見命(ヒコホホデノミコト)」
その奥さまの「豊玉毘売(トヨタマビメ)」
お二人のお子さん「鵜鸙草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)」
2. 京都府長岡京市 「走田神社(はしりだじんじゃ)」
御祭神は『春日の四柱』と言われる
「天児屋根命(アメノコヤネノミコト)」
「比売神(ヒメガミ)」
「武甕槌命(タケミカヅチノミコト)」
「経津主神(フツヌシノカミ)」
3. 今回知ったこと、気になったこと、そして思い出したこと(記憶のつながり)
・「走田」とは「早稲田」のこと。
・「火」は「穂」に通じる。
・彦火火出見命(ヒコホホデノミコト)のお父さんは邇邇芸命(ニニギノミコト)、お母さんは木花之開耶姫(コノハナサクヤヒメ)。
・最近だと、木花之開耶姫と聞けば『鬼灯の冷徹』が思い浮かぶけれど、一番はじめに意識したのは『絡新婦の理(じょろうぐものことはり)』でした。岩長姫も。
・同じ神様でも、名前の末尾が「神」のこともあれば「命」の場合もあるけれど、これには何か法則でもあるんだろうか?
・経津主神(フツヌシノカミ)は古事記には出てこず、日本書紀にだけ登場する。
・「フツ」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは『日出処の天子』の布都(フツ)姫である。
・「タケミカヅチ」と聞いて真っ先に思い出したのが南条君。
鬼徹の一子・二子を見ていると、アキちゃん・マイちゃん(ペルソナ)も思い出しますし、何となく鈴子(京極夏彦『鉄鼠の檻』)のビジュアルにも通ずつものがあるような。
日曜日のとりとめのない思い出し噺。