【2021_05】読書メモ(小川義男『あらすじで読む日本の名著』)
あらすじで読むシリーズは気になっていたものの未着手でした。
図書館をぶらついていたときに、背表紙が目にとまったので、これもご縁だと思い初めて読んだところです。
読んでいて気づいたのは「あらすじを読むと、読む前に下の2つに大別できる」ということ。
・あらすじでも面白い!と感じる作品は、おそらく設定が好み。
・あらすじでは「ふぅーん…」くらいにしか感じられなかった作品は、おそらく本文の描写(感情、風景)などに妙があると思われる。
まぁ、結局どちらも読みたくなるんですが。
世界の名著の方も読みたいなぁ。(離乳食スタートしたばかりなので、しばらくはその調べ物が優先ですが。)
【2021_04】再読メモ(江國香織『泣かない子供』)
これは蠱惑だ。禁断の実。やめたいのにやめられない、と思いながら本を読んでいるときの興奮は、ほとんど肉体的快楽といっていい。
(62ページ「本を読みたくないとき」より)
やっかいなのは、本を読みたくないこと自体ではない。本を読みたいと思う癖がついてしまっていることだ。電車やお風呂や歯医者さんの待ち合い室で、本を読むのがもう習慣になっていて、なにか本を持っていないと落ち着かない(あるいは時間がもったいない)と感じてしまう。
(同ページより)
江國香織さんのエッセイが、何故だか好きです。
初めて読んだのは、大学生の時分で、ちょっと大人な世界に感じられました。(その感覚は、もうじき不惑を迎えようという今になっても、ずーっと保たれ続けています。)
江國さんの小説もエッセイも何冊か持っていたけれど、現時点までずっと手元にあるのは、この本と、この本と対になる『泣く大人』だけです。
『大人』の収録作でダントツで好きなのはバターの話なのですが、『子供』の方はこれが好き!という話は思い浮かばず、ただ何年かに一度、ふらりと読みたくなる本です。
さて、今回も、ふらり、の、タイミングが来ました。
パラパラとめくる内に出会ったのが、冒頭のくだり。
ちょうど娘に絵本を読み聞かせ始めた頃でした。
うーん、わかる。
わかる。落ち着かない、もったいない、ような気になる、その気持ち。
うーん、でも、本にも助けられてきた身としては、本のある人生に踏み込んで欲しいのよね…。
それに、たまたま手に取った本(初読でも再読でも)に今抱えている懸念や関心にまつわるエピソードが収録されていると運命を感じたりするのも、本の醍醐味だとおもうのですよ。今回みたいに。
うーん、うーん……山もオチもなく、今回は終了!
【2021_03】読書メモ(針生悦子『赤ちゃんはことばをどう学ぶのか』)
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さて、今回は針生悦子『赤ちゃんはことばをどう学ぶのか』
◆読もうと思った動機・理由
我が子への働きかけの参考にしたいと思ったため。
◆メモ
- 区別が難しくない音は生後半年頃に聞き分けられる。その後、母語で区別する必要がなければ12か月頃までに聞き分け能力が失われる。
- 区別が難しい音(例: フィリピン語の2つの/ナ/の音(歯茎音と軟口蓋音)は、半年頃でも聞き分けができず、フィリピン語環境で継続して育てられると、12か月頃に聞き分けができるようになる。
- バイリンガル環境(スペイン語とカタルーニャ語)で育つ子どもは、8か月の時にカタルーニャ語の2つの/エ/の音が聞き分けられなくなっていた。生後4ヶ月では聞き分けができていたので、一時的にできなくなった、という研究結果。
(以上、「第2章 まず、聞く」のメモ)
赤ちゃんは、音のつながり方を手がかりにして、単語を自分で見つけていきます。
確かに、単語はいつも同じ音のかたちをしていなければならないのだから、この方法は王道です。
(79ページ)
生後8か月の赤ちゃんも、音のつながり方を手がかりに単語を見つけ出すことができるようになっています。
しかしその一方で、「その言語ならではの音の聞き方」がしっかり身についているかと言えば、まだ完全でもありません。
そのようなわけで、話す人の性別や、話す調子が変わったりすると、同じ音のつながり(単語)だとわからなくなったりします。
(中略)
生後12か月くらいになれば、赤ちゃんは話し手が変わったり、話す調子が変わったりしても、同じ単語は同じ単語として聞くことができるようになります。
(80ページ)
子どもが、話し手の視線や指さしを手がかりに、単語の意味を確実に見つけ出せるようになるのは1歳後半です。
(中略)
しかし結びつけ(*)に成功しても、単語の学習は完成ではありません。
その単語が、そのモノの何を指しているのかがわからなければ、子どもはそのあと自分でその単語をうまく使っていくことができないからです。
(中略)
大人の常識ではここで、単語はそのモノの名前だと考えます。
しかし、子どもはそのような大人の常識をまだ知らないので、一つ一つの単語の意味をめぐって、試行錯誤を繰り広げていくことになります。
(131ページ、*結びつけ=単語とモノとの結びつけ)
母語は、新しい言語について学び、その言語を使っていくときの、道具となり、基礎となるのです。
(中略)
実際に、小学校中学年以降の子どもで調べると、母語の力が高ければ高いほど、新しく身につけた現地の言語の能力も高くなっています。
(182ページ)
◆感想
私自身は、英語学習にコンプレックスがあり、
「我が子には小さいうちから英会話を学ばせたりしたほうがいいのだろうか?」と
迷いもあったが、
ことばの世界に一から挑戦する我が子に無理な負担を強いないよう
毎日のおしゃべりを大切にしたい。
【2021_02】読書メモ(山口真美『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』)
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さて、1回目は山口真美『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』
◆読もうと思った動機・理由
赤ちゃんの視界は未発達という話を聞き、
どう発達していくのか知りたくなったため。
また、我が子への働きかけ(おもちゃ選びや遊びなど)の参考にしたかった。
◆メモ
・動き(方向)、空間(奥行き)、形、色と順を追って解説。
・赤ちゃんの実験では、不要な要素の削ぎ落としをしていないと信用できる結果が得られない。
そこが難しい。
・赤ちゃんは見慣れないものに注目する、という大前提で実験は組み立てられる。
・私たちは「目」と「脳」で「見」ている。
目に入る画像は、意識にのぼる前に頭の中で補正されるのだ。これを「恒常性」と呼ぶ。
(83ページ)
顔を見る手がかりとしての左右対称性の役割は、生後四ヶ月以降強まるようだ。
(中略)
この結果は、生後四ヶ月での顔認識能力の発達と関連している。
それ以前の赤ちゃんでは、顔の向きが変わると、同じ人物と判断するのが難しいことが知られている。
(118ページ)
◆感想
ざっと読んだところ、
3〜5ヶ月が見え方のターニングポイントのようだ。
今、4ヶ月になる我が子は
目についたものに手を伸ばしたり
その方向に寝返ろうとしたりと自主トレ真っ最中である。
目の発達によって、家の中が、大人たちと同じように見え始めたのだろうか。
目の発達が好奇心をくすぐり、身体能力向上のきっかけとなっているようである。
【更新停滞中】子育てって勉強の連続ですな
2021春、第一子誕生につき、資格や仕事の勉強は一時停止。
新生児との日々はわからないことだらけで、
世の中知らないことが本当にたくさんあるなぁと
思い知っている次第です。
【半年経って】通信教育でAccessとExcelVBA始めました【途中経過】
5月に更新して以来の書き込みです
こんばんは、あさほうきです
年始に立てた目標の途中経過
1. 年始早々の社内試験をクリアする(技術問題がネックになりそう)
無事クリアできました!
2. 英語力の向上が必要。TOEIC L&Rはいい加減卒業して、話す・書くをどうにかする
まずは行動目標ということで、5月後半から
- NHK WORLDを聴く(週1以上→週3以上)
NHK ラジオポッドキャスト | NHK WORLD RADIO JAPAN News
- NHK語学講座(遠山顕の英会話楽習)を聴く(週1以上)
今はリスニング15〜30分/日なのですが、
30〜60分/日にする、口に出して喋るが7月の目標です
3. 仕事で使うこともあり、htmlの勉強をする
まったくやらず
Accessとマクロの優先度が上がったため、そちらに取り組むことといたしました
会社推奨の通信教育を受講しております
4. なわとびを週に3回、10分やる
まっっっっっっったくやらず…
1月に購入してから3回しか使っていない…
6月から、B-lifeのYouTubeを見ながら10分ヨガをすることにしました(2週に1回くらい)
https://www.youtube.com/watch?v=te3y-dU57Eg
ビューティフルまりこ先生…
さて、今年後半もがんばるぞー